2018年1月23日火曜日

< 本当は? >

半島の中央日報(その「傾向」は知らず)日本語版なる機関が、「中国外交部、安倍首相の一帯一路協力発言に喜色」と題して、わざわざ報じている・・
『  中国政府が安倍晋三首相のシルクロード経済圏構\想(一帯一路)への協力可能\性に対する発言を歓迎した。 
  6日、中国外交部によると、華春瑩報道官はこの日の定例記者会見で最近、安倍首相が一帯一路への協力に肯定的な発言をしたことに関連して「一帯一路(構\想)は重要な国際共同産物であり、開放と包容発展のプラットホーム」とし「一帯一路構\想は中日両国間の相互協力、共同発展のプラットホームであり実験の場になりえる」と明らかにした。 
  華報道官はまた「一帯一路の建設を推進していく過程で、すべての参加者は、公平に参加者・貢献者・受恵者になることができる」と主張した。続いて「日本が一帯一路構\想の枠組みで、中国と協力について話し合い、中日の関係改善の希望を政策と行動で実現することを願う」と付け加えた。』(20170608) 

会議に「招待」され低頭の儀をさせられた半島にどのようなニューズバリューがあるのかはしらない


 ところが、遠藤女史は、その中国報道官について、こんな風に教えてくれている、・・
『・・・中国外交部の華春瑩(かしゅんいん)報道官は6日、定例記者会見で「一帯一路構\想は、中日両国が互恵協力、共同発展を実現する新たなプラットフォームと“試験田”となることができる。日本側が一帯一路の枠組みの中で中国側との協力を模索することを歓迎する」とした上で、「日本側が(一帯一路に加盟したいと)希望するなら、その希望を、両国関係を改善することで表\現し、あるいは(加盟したいという)願望を、真の政策と行動で示すことを希望する」と述べた。 

「試験田」というのは、1958年の大躍進の時代に、農村の高級幹部が下部組織に入って農業生産を試験した時の実験田のこと。もしただ単に「テストケース」と言いたいのなら、こういう場合、一般的には「試点」という中国語を用いる。しかし華報道官は「試点」という言葉を使わず、わざわざ「試験田」という言葉を用いた。 
 ここにはすでに、中国と日本が対等ではないことを示唆するニュアンスが入っている。「農村の高級幹部」は「中国」、「下部組織」は「日本」を示唆する。
 また、「(もし一帯一路に加盟したければ、)政策と行動で示せ」という言葉は、まさに「今さら、のこのこと入ってきたいのなら、その覚悟はあるだろうね」という完全な「上から目線」を示している。
このニュアンスに関して、日本メディアの報道は、正確に言えば翻訳がそれほど忠実ではないように思う。
 事実、中国のウェブサイトでは「低頭」という単語を用いて、安倍首相の協力表\明を表\現した情報が少なくない)(遠藤誉 6/7「安倍首相、一帯一路協力表\明―\―\中国、高笑い」)


「実験の場」とか「政策と行動」とか、ごくありふれた言葉使いで翻訳されている、その内実がどのようなものかは、中国語を知らない「我々」はもちろん、知っている者でさえ掴みかねることがあるだろう!!
 このウェブサイトなるものも、こういう素性なのだそうだ・・
『・・「百家号」というウェブサイトは、検索サイト「百度」(bai-du)が2016年6月に立ち上げ、9月に正式に登録されたばかりのウェブサイトで、当然、習近平政権の言論統制強化の下で公認されている。「庶民」を装いながら、「政府の喉と舌」を代弁している。』と!


 どう受け取るかは、一人ひとりの体験と歴史に裏打ちされた常識によって、庶民が自身で行う・・・遠藤女史はその一つの材料を提供してくれているようにみえる・・いつもではない、全てではないにしても!

 でもそのためには、もっとたくさんの「事実」を伝えるチャンネルを閉ざさず自由にアクセスできる「世界」を保ち続けることだ・・・
 「事実」を伝えるはずの「報道」がそれと程遠いことがあるのと同様に、学者や専門家が一定の傾向や主義に塗れて「真実」から程遠いことがあるのはよく知られている・・・!!

 そのためにも、共産中国やらロシアやらのように「なってはいけない」し「してはいけない」し、米国のような「商機」だけしかない国になってもいけない!!!

米国Tは、半島のことやアジアの「警護」などにまったく関心など無い、中国(それが共産党一党独裁であることの意義の認識すらまったく無い、と断言してもよい)が米国の「商機」を損なわない「常態」であればそれで「可」なのだ!・・・ 三大談合核覇権国連中は、そういう事を教えてくれている

為すべきことは明らかである!!