2018年1月23日火曜日

< カネで買われる「人権」 >

共同6/19は米国メディアの報道の切り抜きを報じている、・・自前の記事ではないらしいが・・
『・・・欧州連合(EU)が先週末、ジュネーブの国連人権理事会で中国の人権状況を批判する声明をまとめようとしたものの、ギリシャの反対で見送られたことが分かった・・・
 中国はギリシャ最大のピレウス港の開発などを通じ、ギリシャとの経済関係を強化。財政難のギリシャは中国との経済協力を重視し、声明に反対したとみられる。国際人権団体は、国連人権理事会でEUが対中国の声明をまとめられなかったのは初めてとしている。
 wsj紙によると、声明を出すためにはEUの全加盟国28カ国が賛成する必要があるが、ギリシャが反対。ギリシャ当局者は「特定の国に対する非建設的な批判は役に立たない」と説明した。」

 これについて、
『・・・ 中国外務省の耿爽副報道局長は19日の記者会見で「EUの関係国が正しい立場を堅持したことに称賛の意を表\する」と表\明し、ギリシャの反対で声明が見送られたことを歓迎した』のだそうだ。』


 中南米、中央アジア、アフリカと、カネとモノで「国」を買いまくっているのだろう、・・・そのうちに、何らかの点で「国」として成り立っていくことが難しい「かもしれない」国々が、どれほど占めているのだろうか?・・・と思わせる!!!
 何を基準に「国」としての成り立ちの「危うさ」とするのか、が別途に漠としてでも定義を要するだろう・・・その国としての意思決定を支配(場合によっては軍事的な脅迫を含め、左右する状態)される状態とでも、「仮に」ここでは云っておこう!!


 しかし、よく考えてみると、そのような「国」を支配してみて、そのような「国」の「人民」が「共産中国」に貢献する者に成っていくのか、という根本的な疑義が自然に湧いてくる!!

 カネで買われた「国の政権」は、共産中国の意向に沿った、出来レースの発言や活動はするだろう、貢もするし、自身も懐に入れる機会が増すだろう・・・でもその「人民」は、自存が危うくなる迄の実態と何ら変わらない、・・・急に働き者に成ったり、納税意識が高まったり、・・・そんなことは無いのだ!!

 そのような「国」ばかり、掌中にして、・・30年後か50年後か100年後か、単なる荷物では終わらないじたいになるだろう、とは一つの想定可能\な姿ではないか?

 その国の政権は自身の人権が、そのいま加担している共産中国によって、すでに歪められていることに気付いていないのだ、・・・既に、自身が「語るべきことを語ることができない」状況にあること、みづから「自由」を放棄したことの意義に気付いていなのだ・・・いつか、自身の「人権」を失っていることに気付くときが来るだろう!!!

翻って、我が国は、自存・独立の自身が自身の意志決定権者であり続ける方途に遺漏はないのか?

小さな見落とすような記事だ、・・けれど様々に考えさせてくれる記事だ!