2018年1月23日火曜日

< なるほど・・でも >

加戸とい元文部役人・県知事が、こう言っている、と・・・

『・・当時、日本大学の総長は「加計学園が(今治市に獣医学部を)作っても、ろくな教育しません」なんて言う。だから「日大さん、来てくださいよ。うちはどこの大学でも関係ない。獣医学部が四国に来てくれればいい」と言ったんだ。
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 獣医学部が去年できていれば、誰も何も言わなかった話だ。それなのに、やれ「安倍晋三さんの友達だ」「テロ等準備罪は通さない」となって、マスコミがたたきまくっている。事柄の本質は愛媛でどれだけ獣医師がいなくて困っているかということだが、そんなことは知ったことではないということなのか? 安倍首相が加計学園と絶縁したら認めてくれるのか?
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 無理無体であっても、政治が優位であって行政は下なんですよ。大臣の下に事務屋がいる。どんなに無理なことでも、大臣が言うことは従うべきだ。教科書騒動のときも悔し涙を流しましたよ。政治の思惑なんて見え見えだったが、行政の筋が曲げられたと思っても言いませんでした。それが役人の矜持ですよ。
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「総理の意向」という言葉は事務方レベルでは使います。私なんか文部省の現役時代は「大臣の意向だ」とか、「事務次官がこう言っているぞ」とかハッタリをかましました。虎の威を借りないと役人は動かないんですよ。
 安倍政権は加計学園について粛々と胸を張って進めてもらいたい。問題になっているのは友達というところだけでしょ? 友達がだめなら、友達をやめてもらえばいい。それ以外の理由がない。・・・』(産経 7/16再掲)

宮崎での口蹄疫対応で獣医師不足を痛感した、という話しの続きで以上のように語った、とされている!

たしかに、政策や行政上の措置が、たまたま自身の知人らが関わる事業と関連することはあることだし、それを避けることなどできはしない!!・・・誰にとっても、これは同じだ!
 
 それが不都合だというのであれば、・・まるで「漫才」のせりふででもあるかのようだが・・・、「友達をやめてもらえばいい」、とは、たしかに事柄の本質に何があるのか、を言い当てている、という点で「正しい」!!!!
・・と同時に、「安倍首相が加計学園と絶縁したら認めてくれるのか?」とは、その「むつかしさ」も言い当てていることになる!!


民進や共産の「政略」の意図は、はじめから、多くの者が感じ取っていることである!!

 しかし、残念なことに、この加戸という方たちが求めて来た、いわば「地方の現場の要請の歴史と正当」といった事柄に、「国民」の耳目を向けさせることができなかった、・・・「李下に冠」化させて、更にはこの「政権」の「ありよう」自体にまで「こじれ」させたのは、なぜか、だれか?・・・と、多くの者に思わせてしまったのである!!

「収拾」は、「政治家」としての「徳」virtue(力、効力という意味があるそうだ)に掛かっている!!