2017年5月3日水曜日

< 一体、何だろう? >

報道を信頼するならば、トランプが批判したそうだ、・・・、
「 トランプ米大統領が就任後も日本との自動車貿易に批判の矛先を向けた、・・・。
世耕弘成経済産業相も24日の閣議後の記者会見で、「日本では米国の自動車に関税は全くかからない。関税以外の部分でも日本車と比べて差別的な取り扱いはしていないので、米国側にしっかりと説明をしていきたい」と強調した。
・・・別の自動車メーカー幹部は「政治家がそれぞれの国で『雇用を取り戻す』と訴えるのに反対はしないが、日本メーカーもずいぶん雇用しているのをきちんと説明しなければ」と・・・」

なんぼ新政権だと云っても、批判の対象とする産業での「実態」をまったく知らない者達であるかのような対応と取扱いだ??!

米国民の一般の者が、外国の事にまったく関心がなく知らないのは仕方ない、それはお互い様だ。
 
事業者達はむろん、役人や政治家もショッチュウ行き来している。・・・それどころか、ついこの間まで、何よりも、政府間でズーット交渉してきたばかりだ。・・・いくら新政権だからといって、何の情報もなく「批判」に及ぶのか?

一体、これは何だろうか?

もし仮に、この状況は、何も知らない大統領の単なる誤認で、「説明」すれば判ってもらえる、という捉え方に拠るものであれば、・・本当にそうなのか?

 別途、同日に総理がこう述べたという、・・・
「トランプ大統領は、自由で公正な貿易の重要性は認識していると考えており、TPP協定が持つ戦略的、経済的意義についても腰を据えて理解を求めていきたい」と述べた

方や、いまなんらの損得も発生していない協定に参加するか否かの意思表\示をするだけで、選挙上の公約を実現してみせることができる事案である、・・・真っ先に「実行」してみせるのは、むしろ政治上の振る舞いとして最も簡単で安易で何らの損害も被ることなく、グレイトな米国の大統領の手腕その成果を見せつけることができる。・・それだけでない正式の大統領として、「オレの任期中は絶対やらないよ!」と江湖に宣言したのである。
・・・むろん、「腰を据えて」とは、トランプの任期が明ける4年後ないし再選の8年後のことになるだろう、・・・しかも民主党もそれを支持する有力経済学者が反対している事案で、その将来時点においても何の「あて」があるわけではないのだ。

それまで、何とするんだね、一体??!!


「同盟」といっても、その理解の実態の真実がどの程度のものか?「あて」もない事に謂わば「かける」ような経済・外交・軍事姿勢とは、一体ぜんたい何なのだ?・・・呆れざるを得ない。

「驚愕の貧相」な姿を目の前にしているのである。

・・・・大いなる恐れを、・・・前時代の、真実を観ないで、精神論だけで戦争に突っ込んでいった時代への回帰を感じ取るべき様相である。・・・「ごがくゆう」を使って「大衆」(政治家・評論家・学者の内なる)の迎合を呼び起こす政治活動している「気概」を欠く者による、その意向に反する者は国賊とされるのを恐れる者が既に現れているように、騒乱と連動しているかのようだ。