けっして、喜んでいてはいけない!! 中東、東欧、中央アジア、そして北欧でも「消耗」しているのは、米国とロシアである。その際、見過ごしていけないのは、その消耗するロシアを、共産中国は「支える」ことが「できる」構\図にあることだ。その意味するところは、明白である。 海外から買ってきたミサイルが飛び交う戦闘「報道」を、劇画を観るような調子で、眺めていてはいけない!! 場と背景の絵柄はことなるかもしれないが戦後の構\図はまったく変わらない、とも観るべき一面が、同時に、まったく異なる一点をよくよく考え合わせるべきことを覆い隠している。 米国や欧州には、それが分からないのだ。 その間の三大核横暴\国の趨勢がどのようであったか、をよくよく振り返ってみるべきである。 別途さらに、東と南のアジアで、その米国がその限りのある「力」を展開できるわけがない!! 同盟や協力は、何もその事由が「正義だから」ではない、「仕方なく」なのだ。・・・が、けっしてロシアを追い遣ってはいけない。それは、アジアではもっと重大な状況がそれこそ「常態」とすることとなるのだ。 「北」が課題なのではない、半島がいつかどのような形であれ一つになるのはむしろ「当たり前」のことで、その背後の存在こそが重大であることを忘れて、・・・日本と半島とその他弱小アジア諸国が、「三大」の「取引」、しかも、それが「アジア以外」の事案をめぐってなされる「取引」の材料とされる、という重大な状況こそが課題なのだ。 自身が中核となる長期の戦略を、共産と強権の隣接国と対抗する「術」が何であるか? 各地の紛争で「悲惨」なのは誰で、「消耗」しているのはどの国で、そして、その傍らで、「焼け太り」して覇権を現実のものとしているのは、共産中国であること、・・しかも、米もロも、その共産中国を自陣に引き込む「取引」によって相互が対処する構\図が、さらにそれを強大化する、・・・ようよく振り返って見直すべきである。 それにつけても、政治学者も経済学者も評論家(左翼・右翼保守問わず)も政治家も報道メディアも、なんの分析も情報活動もなく、・・・、何も伝わってこない、いつものように。 なんという、もっとも「庶民」が求めているものが、もっとも必要なときに何も得られない!!