2018年6月7日木曜日

< なぜ、論じない? >

非常に重要なことを述べているに違いない、と思わせる報道だが、ただ・・・どのような不都合かルールでもあるの知らないが、出所が記されていない、・・・肝心の選挙最中で誰も何も言わないようだ!?!・・・

『ティラーソ\ン米国務長官は18日、ワシントン市内で講演し、経済発展が著しい太平洋・インド洋地域の新興諸国に対しての中国によるインフラ投資に関し、「中国の融資を受ける国々の多くは膨大な債務を背負わされる」と指摘した。
 また、「インフラ整備事業には外国人労働者が送り込まれる事例が大半で、雇用創出に結びつかない。融資の仕組みも、些細なことで債務不履行に陥るようにできている」と批判。米国を中心に東アジアサミット参加国の間で、中国に対抗する形での代替の融資枠組みの構\築に向けた協議がすすめられていることを明らかにした。
 ティラーソ\ン氏は一方、中国が南シナ海で造成した人工島の軍事拠点化を進めていることについて、「国際的な法や規範に対する直接的な挑戦だ」と指摘し、「中国は法に基づく国際秩序をしばしば侵害している」と強く批判した。
 トランプ政権はこれまで、北朝鮮の核・ミサイル開発問題で中国の協力を取り付ける思惑からこの問題で批判を自制してきた。今回、歴代米政権のアジア太平洋政策を踏襲し、米国主導による「法と規範」に基づいた地域の安定化を進めていく意向を打ち出した。
ティラーソ\ン氏は「中国とは建設的な関係を目指していく」と述べつつ、「中国が法に基づく秩序に挑戦し、近隣諸国の主権を侵害し、米国や友好国に不利益を生じさせる行為に対してひるんだりはしない」と強調した。
 また、民主主義の価値観を共有するインドと日本、それにオーストラリアを加えて安全保障分野などでの連携を強め、太平洋からインド洋にかけての安全と安定を確保していく立場を表\明した。』
(産経 10/19)


どのような環境や目的での話しなのか分からなかったが、なんと、偶然にネットで見かけた米国シンクタンクCSIS(どんな傾向や主義かは知らない、・・・進次郎代議士が在籍していたことがある「らしい」とのこと)に、その講演記録が載っていたのである

インドはじめいくつかの国を歴訪するにあたって、インドとの関係構\築をめぐる意図をCSISで講演したもの(のようで)であった
 
 記事が、その要約として適当かどうかは此処では知らないが、しかし、記事で取上げられている事案だけでも、
・・・すでにアジア開銀があるのに、米国を中心に東アジアサミット参加国の間で、中国に対抗する形での代替の融資枠組みの構\築に向けた協議とは、何だろうか?
 歴代米政権のアジア太平洋政策を踏襲し、米国主導による「法と規範」に基づいた地域の安定化を進めていく意向を打ち出した、とはいかにも遅きに失しているのではないか?
 核を巡っていがみ合ってきたインド(BRICSの一角である)と民主主義の価値観の共有国として安保連携、とはいったい具体的にどうする事をいうのか?


当方は、むろん素人ながらに、報道で知られる限りでのいまのとくにアジアの状況は、無能\な(近隣覇権国にお追従をこととする日本の左翼連中に酷似した)オバマの8年間のその結果の現れ・負の遺産だと捉えるものだが、・・・この紹介記事の背景が、米国が、遅まきながらも、その「愚」にようやく気付いて挽回しようとする姿なのかもしれない、と受取るべきかどうか、仮にそうだとして、遅きに失してどこまで本気で「やる」心算なのか、そもそもできるのか?
・・・ここでの日本の役目とその意義は何なのか、・・・実に、興味深い疑問や疑念を抱かせるものである


 本来は、こういう事案をめぐる構\想を語る政権であってしかるべきだし、・・・メディアはこういう事案を正面から取り上げて政権党ほかに語らせるべきである

皆さんはどう思われるか