2016年11月7日月曜日

< 払拭すべき固定観念;#6  国際 >

< 払拭すべき固定観念;#6  国際 >
豪州の首相は、身内に大陸出自の中国人を擁しているそうだ、それでも、
「国益上“no”と言うべき時と事項については”make no bones”(躊躇しない)だ」
と共産党中国首脳に向かって語った、と海外メディアは伝えている
本当にそうだとすると、そう言うだけでなくて実行して貰わねばならないものの、数百人のビジネス訪問団を従えて中国訪問するのはどこの国も同じだが、我が国の偉いサン達とは随分違うんじゃないか
 言うべきことが言うべき時に云えないような閣僚・政治家・外交官は無用・不要の単なる“税金無駄使い“である

 共産中国と異なり、有権者として意思表\示する機会を折角有している国民は、おべんちゃらと単なる憶測と事実確認を怠った引用に満ちた国内メディアに頼らずに、政治家達の言動をよくよく精査して、その権能\を発揮すべきである
 有権者からすれば、それが可能\となるジャーナルが必要な喫緊の課題だ

 或る放送である評論家が「尖閣に灯台なんかを造ったりするのは数年前ならできたけれども、今やると軋轢が生じて困ったことになるからできない」と平然と語っている姿を見受けたが、“既に生じている軋轢を解決解消する”ための手立てを講じるべきところを、何やら我が国の方から軋轢を生むかのように捉えている無能\ぶりには、心底驚かされる・・・なぜこんな者が政権寄りの立場に居るのだろう、と

 国際関係とは、特定の国との特定の関係に決着をつける活動以外の何物でもないのに、具体的な手立てを講じるべきところで、単に“世間体を気にする”程度の日常生活感覚とまったく同一の空疎な一般論など国益を損なうばかりだ
 国際とは、政治上は、どの国にも当て嵌まる偶像(イデア)を説いて周ることとはまったく異質の活動だ