2018年6月7日木曜日

< 少し立ち止まってみると >

20mからの津波(水の衝撃力)で原発の炉が溶解するのである、・・原爆と異なり、放射能\源が存続し続けるのであるから、そこは少なくとも数十\年どころか数百年単位でどうしようもない地と化す・・たぶん、20mでなくて10mでも、施設自体の電力と冷却水とを断つ衝撃であれば起きることなのだろう
 では、津波の代わりに「通常兵器」で「核施設」に損傷を負わせたら、たぶん同様の事態を惹き起こすだろう、とは素人考えである、・・・むろん、それが電力施設と異なり、兵器施設であれば通常兵器で損壊できる環境に置かれているとは思われないし、齎される結果が異なるであろうにしても

 原発は、他国であってもその所在場所を知ることはたぶん困難ではないだろうが、核施設はどうであろう・・・核弾頭の数については推測であっても語られる場合があるのに、三大核大国に限らずその保有国の核弾頭製造・保管施設の所在地その他の情報は耳にすることがない・・いくら極秘でも憶測すらされないのは不思議だ

「核施設」(兵器とは限らない)は保有すること自体が相当のリスクである、と捉えることもできる一面を免れない

 仮に、もし本当に着弾地をコントロールできる弾道ミサイルが可能\だとすれば、それに搭載する兵器は、仮に核でなくとも、核兵器と「近似」の抑止力という国際的意義を持ち得る可能\性はないのか、という考えが素人には自然に浮かんでくるのだが、・・・それが「抑止力」としてだけでなく敵基地攻撃能\力という概念なのだとすれば、・・・核保有に伴う超えられない程の高い障壁を迂回して、日本の現状の「環境」のもとで、自前で内・外からの掣肘なく、周辺国「核施設」対応の“非核”物理的能\力の開発と保有の技術上の可能\性のみが、残された課題であるという状況を産むことができる、・・・核施設攻撃非核兵器は可能\か、と問うべきである、と思われてくる

 そして、本当に大切な事は、外交・軍事を支える、そうした開発能\力・情報収集分析能\力の向上・維持であって、その基盤となる長期の堅実な「経済」力の維持発展であるはずだ

 百人程を乗せるジェット旅客機がまともに今もって開発できない現況で、零戦を自慢する、右翼保守や好事家の風潮が、日本のいまがどういう状況なのかを示唆しているかもしれないのだ