2019年10月19日土曜日

< 屈服するデュテルテ >

< 屈服するデュテルテ >
国際会議でうたた寝もガム噛みもヘッチャラなのは、愛嬌がある程度で済むかも知れないが、デュテルテ君は当初の表\明通り変わらず親中に突き進んでいるようだ、・・・自立性の意志表\示だと誤解して抗米国発言をなかなかではと受取り間違いをしていたのは、素人の哀しく・恥ずかしいところだ。

 彼は自分の任期切れの時期には米軍を追い出すと言っていたはずだ、本気なのだろう、・・・そのときその「空白」を自前でフィリピンが埋めることなどできないだろう!!
・・・何が起きるかは明らかである!!!

 よほど、共産中国と通じた国内勢力が附いているのだろうか、汚職にまみれ失脚していた人物が仲介の後ろ盾になっていると報ずるものもあるようである・・・真偽など知りようもないが。

『南シナ海の領有権争いを棚上げし、経済協力を進める。中国の習近平国家主席とフィリピンのドゥテルテ大統領との首脳会談での合意は、こういうことだろう。
 共同声明は、領有権争いが中比関係の全てではないとうたった。南シナ海で石油・天然ガスの共同開発を行うとし、中国がフィリピン国内での橋やダム、鉄道建設などインフラ整備を支援することでも合意した。
 だが、中国流の「棚上げ」で問題は解決せず、むしろ事態は悪化すると考えるべきだ。中国が棚上げを実行するのかどうかさえ、疑問である。
・・・
 中国は南シナ海で造成した人工島に滑走路を建設し、ミサイルを配備している。棚上げとは軍事拠点化を黙認せよとの要求に等しく、決して認められない。
 2016年7月の南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定の棚上げをも意味する。フィリピン前政権の申\し立てを受け、仲裁裁が、中国による南シナ海における主権の主張には根拠がないと判断した。
 南シナ海は世界的に重要な貿易ルートであり、日本や米国、オーストラリア、英仏、沿岸国が中国の軍事拠点化に反対し、航行の自由を守るため行動している。
 その先頭に立つべきなのが、仲裁裁で勝訴したフィリピンであるのに、そうした役割を放棄したドゥテルテ政権には失望する。・・・』(11/24 産経 主張;部分)

失望は、仮にドゥテルテでなかったとしても、せざるを得なかったかもしれない、・・・素人の印象に過ぎないけれど、為す術がないこともあるだろうが裁定が下った時点でフィリピンの態度は曖昧だったように思う、‥米国もたいして熱心でもなかった、これは間違いないと思う。

・・・彼は、(アメ公は、フィリピンのために何をしてきたというのだ)と言って、オレはこの国のために良かれと思ってやっている、と信じているのであろう、中国マネーがどれ程どのようにばら蒔かれているか、いないのか、は分からないものの!

日本も、共通の環境にあるかもしれないのだ!

棚上げの意味は、フィリピン側からどうこう物言いはつけない、という意味だろう、その間、共産党中国の自在だ、と。
・・・当事国をけし掛けて親中を止めさせることはできないだろう、・・・米軍基地を置いていても、北の代理人の韓国の伝えられるかぎりの様子からしても、支持を得ているとされる現政権の在り様に手を突っ込むことなどできはしないのだ。

「次」が現れるまでに、なにがどのようになるのか、「次」がどのような勢力か、「国際」のことだから想像もできないが、共産党中国がその「次」の手当をしないわけがなく、・・・「経済」というよりも「暮らしが立つ」ことを選ぶのが当然のその「国民」の覚醒を待つのは期待薄だろう、・・・奪われていくことに気付いたときはすでに後の祭りだ。

「人が、将来のために、自分の裁量で自在(好き勝手な自由などと言う意味ではない)に生きること」ができる国創りが、本当は「暮らしが立つ」ということの真義なのに!!!
 これこそが、政治そのものの課題だ、と思えてくる・・・軍事も外交も、なにも「事を構\える」というものでない、その為の不可欠の手段だ、と!!

失望のデュテルテ君の言動は、考えさせてくれる!