2018年6月7日木曜日

< なんと悠長な >

もう一年経つのだ、・・初めから二国間しかやらないと強固に主張し、実際に何ら「当面の」損失などなく契約書の草稿を破いてみせた「だけ」で、自身の「成果」(いまのところ唯一の)に仕立てたtpp脱退の経過の時点で、すでに「待ったなし」の「事実」だったのだ、・・・が、この記事は、政府はまるで回避できると考えていたかのような、・・・なんと悠長なんだ、と思わせる内容である!!!

『 日米経済対話で米側が自由貿易協定(FTA)を要求し、日本が恐れていた事態が現実となった。
 貿易赤字の削減を狙うトランプ政権の圧力は強まり、日本政府の対応も待ったなしの状況だ。FTAを拒んだ先で米国とどんな通商関係を結ぶのか、具体的な戦略が問われている。
 米政権は北米自由貿易協定(NAFTA)や米韓FTAの再交渉を先行して進めている。日本政府は、これらの交渉に米側が注力し、日本は時間的猶予\を確保できると踏んでいたが、楽観的な見方はあっさり裏切られた。
 日本が目指すのは、TPPを残る11カ国で発効させ、アジア太平洋地域に自由貿易圏を構\築して米国に振り向かせることだ。・・・』(産経 10/17)

農政評論家 山下君は、「二国間交渉なんて拒否すればよい」と繰り返し言うのだが、仮にそうした場合その「対価」がどのようなものかについては論じていない(ように受け取られる)、・・・
 もし、そう考えたとき、そもそもが「拒否」できる二国間の環境にあるのか、と誰もがフツウに疑問に思う所である・・できないだろう!!

軍事・外交の環境と経済とが不可分であることは、具体の事案は知らなくとも、左翼とも右翼保守ともまして最近の改革保守とも無縁な、どんなに「ありきたり」の「庶民」であっても感じ取っている事柄である!!!


本当に知りたいのは、選挙でも争ってみせるべきは、ひとつには、こういう「国際」事案に現れる「政策」である!!!

いま、「大衆劇場」の舞台に立つ者とその「大衆」観客ともども、なにも、だれも語らない!!!