< 基礎データは? > 外国通信の報道の信憑性はわからないが、こんな記事がある、・・・ 『 中国、一帯一路メンバーから今後5年で2兆ドルの製品輸入=商務相 中国の鍾山商務相は14日、中国は今後5年間で、同国が提唱したシルクロード経済圏構\想「一帯一路」加盟メンバーから総額2兆ドル相当の製品を輸入するとの見通しを示した。北京で開催された同構\想関連の国際会議で明らかにした。 商務相はまた、中国は自由貿易にかかわる協議を促進するとともに、域内包括的経済連携(RCEP)協定に向けた交渉を前進させていくと指摘した。』[北京 5/14 ロイター] 100円/ドル換算で200兆円/5年だから、年40兆円、加盟メンバーは何か国なのか?仮に40か国として一国当たり一年に1兆円、20か国なら2兆円/年・国だ!! 仮に、共産中国の輸入総額は現在多めに200兆円/年とみても、20%増だ、むろん初年度からいきなりではないにしても それで、中国の「誰」が買うのか?その購買力はどこから生ずるのか? 一年で少なくとも40(仮)か国平均1兆円を提供できる“製品”とは何よって積み上げることができるのか? 買ったものを何に使用又は消費するのか? それで、「買う」と云っても「貨幣」中国元で買うのか?その場合は、「元」が共産中国以外の場で「支払手段」として通用(circulate)する経済環境を現出させると云っているのと同義だ、・・いやそれとも一部「元」と共に、中国産「物」に限らず共産中国製「管理のシステム」「労務提供」と引き換えなのか? 米国経済学者サマーズ(経済学者というよりとても政治的言動をする策動家“風”だ、かって日本提唱のアジア通貨基金を創設する案を一喝して止めさせた者ではなかったか、・・中国が企画するものには靡くという米国インテリ連中の典型の一つなのだろう、たぶん)が、共産中国が世界中の資源を難なく手にし、規模の経済を享受(独り占めと言い換えてもよい)し支配していくだろうと見立てて、「乗り遅れるな、その共産中国と手を組め」!と勧めているのは、その「構\想」の宏大さに惹きつけられるからだろう。 それは、欧米の一部の政治的な言動に過ぎないと見過ごすわけにはいかない動向だと心得るべきだ!! その根底に何があるか?・・・三大核覇権国による談合世界の将来である!!! それでも、ちょっと立ち止まって、・・・「庶民」だから知らないだけなのかも知れないが、いったい、そもそも共産中国の国家予\算は一年度当たり「いくら」なのか?ついぞ聞かない?!!そのうち、軍事はいくらなのか?国としての海外経済投資の規模はいくらなのか?・・・等々!!?? 基礎・基本となるデータは、いったい全体どのようになっているのか? おそらくは日本だけでないのだろうが、政治家や「識者」、元・現の学者・外交官その他諸々の評論家連中には、「知ったかぶり」や「分かっている風」や自身の「そうあって欲しい」(たとえば、Tは中国も北もやっつけて呉れるだろう、共産中国は間もなく衰退するだろう、の類の迷妄)に過ぎない評論なんぞ(鳥や牛の糞尿なら肥料になるが、紙と電波の無駄使いにすぎない)むしろ「害毒」であってまったく要らない! ・・・基本となる「事実」の研究と報道をこそ「国民」の基である「庶民」は欲しているのだ!!! ・・・それに基づいて、「考え」「どうするか」は、「あんた等」に教わらなくても、「手持ちの常識」で庶民が自身で下す、・・・それが、誰かさんの「お蔭」なんぞではない、これまでの「人々の基盤」となってきた「歴史」の事実だ!!!