断片であっても、事実だとするなら、・・・ 『・・・メルケル氏はG7閉会直後の28日夕、独南部ミュンヘンを訪れ、「欧州が他国を当てにできる時代は終わりつつある。そのことを最近経験した」と発言。主要な国際問題や安保政策で歩調を合わせてきた米国との信頼関係に疑問を呈し、「私たち欧州人は運命を自分たちの手で掌握しなくてはいけない」と述べた。・・・』(毎日5/30) こういう「首相」の発言に接すると、背景にある事案が異なるものの、一層のこと情けなくなる。 なぜ、彼の国ではこのような口をきくことが「できる」のか? なぜ、この国では追従しか生まれないのか? 少し立ち止まってみると、分かり易い事案が一つ浮かんでくる・・・・ わずか二・三ヵ月前に政府も評論家も、米軍負担は日本が一番だ、と自慢そうに盛んに喧伝していた事案が浮かんでくる、 ・・・これはオカシイ、という思いが「庶民」には浮かんでくるところだ、・・・では、・・・ 【 なぜ、「問わない」のか?・・欧州諸国は日本の2/3かいや半分しか負担していないのはなぜか?】と(・・未だに、というかいま更に「問う」者など一人もいないのだが、・・・「仮に」対ロシア軍事費を欧州各国で割り勘しているからだというならば、そのような「事実」を分析して見せてくれ)!!! 考えてみるまでもなく、ごく普通の生活者にとっては、・・・本来ならば、より少ないコストで同様以上の効果を得るのが「手腕」だ!・・でも、非常識な事に、「こんなにコストを掛けている」といって、それが自慢になり、保守右翼はそれを喜びさえしているのだ!!・・・ ホンモノの「識者」ならば例えば、いやコストが高くてもそれに見合った効果を得ている、となりなんなりとその「事実の収集と分析」をして見せるべきである!!!・・・だが現実は、なにもしない、微塵もしない、なんにもない、のである!!・・・マスメディアは一切取上げない、米政権がそれに対してどう反応するか、もっと出せというか、これくらいで許したるというか、関心事はただそれだけだ!!・・「知的」レベルは低いが、「痴的」レベルはとても高い、ようだ!?! 「基礎的な作業」をすることによってこそ「施策」も「構\想」も初めて産まれる、その切っ掛けとなるものだ!・・・・が、その基礎を欠いているがために、「追従」しか生まれない・・・識者も政府もメディアも、・・・すべてが「稼ぐ評論」でしかない・・票を、部数を、原稿料を!! 「彼我較差」という視点は、どの事案を見るにつけ、さまざまな事を浮き彫りにして呉れる