2017年5月3日水曜日

< エライ!しかしどのように自存する? >

「 自国内に外国の軍隊が居ない国を目指す 」と明言したそうだ、例のデュテルテ氏が。
いまは、その発言は国内限りなのだろうが、遠からず面と向かって直接に米国に対してそう申\し入れるのだろう。・・・えらい!
 その為には、ウンと共産中国とロシアを自陣に引き寄せて置かなければならいだろう。

でも、肝心の課題はどうなんだろう。・・・、米国との間での経済的な便益は“ほとんど何もない”と受け止めているらしいことが本当だとして、デュテルテは、しかしながら、なぜ共産党中国にすり寄るのか?どうやって、「自存」するのか?どのように「できる」と考えているのか?ただただ、威勢よく振る舞っているだけなのか?

興味深いのは、・・・、マレーシアの港には、共産中国の原潜が寄港することができるようになった。・・・米国はその首相を“汚職”を材料に引きずり下ろそうとしている“様”だが、それによってますます親中国へと追いやっているかのような図柄に見える、・・・間違いなく、同様の状況がaseanに拡がるのはむしろ時間の問題だろう。
 どのasean諸国の港にも共産中国の軍艦が自在に寄港するようになる。このママであれば、むろん、件のフィリピンの港にも。

もっとも大きな利得を手にする中国は、投資先と自国労働者の安保を、軍事的拠点の確保とともに図ることができるようになった

Asean 諸国の主要なインフラ整備は共産中国が請負い、足りないところを、まったく縁を切るわけにもいかない日本に、一種の“保険“として、やらせればよいのである。

よおく観てみなさいよ!・・・Asean諸国の首脳の、何らかの会議や訪問時の首相その他の日本政府の要人向けの「顔」には、「これは,おつきあいですよ」と刻印されていることが、手に取るように判る。

これらは、けっして単なる「懸念」や「杞憂」ではない、「現実」である。

だから、アジア諸国の動向は、何よりも大事だと思える。

自国の課題がより鮮明になるからである。

けれども、それらについては、日本のマスメディアは、何も伝えようとせず、分析もヘッタくれも何もない!?・・・まして、経済学者も政治学者も評論家も、まったく存在しないも同然である。・・・、欧米の新聞と論文の「伝書鳩」に過ぎないからである。

この状況の中で、さらには、眼と鼻の先の「北方四島」に、共産中国の軍艦が補給その他どんな名目であれ「寄港」しないとは、誰が云えよう?
 けっして、馬鹿げた事と思うなよ!・・こうした“課題“を設定して考える者が一人としていない!???!

本来家庭内の問題を“ごかくゆう“なる者を使って宣伝工作している”退任“のことなどを一大事の様に思いなしている間に、とうに”世界“に置き去りにされて行っていることに気付かない”おめでたさ“だ。

心ある国民の皆さんは、どう観ておられるか?