2017年5月4日木曜日

< 構\想 >

 いまや、米国・ロシア始め欧米のどの国にも感じ取ることのできない、どれほど「構\想」が大切か?を示すものだ。
 
報道の一部はこう伝えている、・・・
『 ・・・王毅外相は18日、5月に北京で開催するシルクロード経済圏構\想「一帯一路」の国際首脳会議の参加国を発表\した。主要7カ国(G7)からの参加は、イタリアのジェンティローニ首相のみとなる見通し。
中国の外交筋によると、同構\想の国際的な信用を高めるなどの目的から、中国側はメイ英首相など複数のG7首脳の参加を期待していたという。
王外相は、ロシアやフィリピン、スペイン、ギリシャなどの28カ国の首脳が出席すると確認し、同会議は「経済的な協力フォーラムであり、国際協力の枠組みである」と強調した。 
G7首脳の大半が欠席することに関しては、「政治化するつもりはない」と語った。会議には、110カ国の代表\が参加するという 』(ロイター4/18)
『 ・・・王毅外相は18日の記者会見で、中国が5月14、15日に北京で開催するシルクロード経済圏構\想「一帯一路」に関する国際協力サミットフォーラムに、28カ国の首脳級が出席すると明らかにした。
 中国はサミットを今年の重要国際会議と位置付け、提唱する同構\想を内外にアピールする機会にしたい考えだ。
 王外相によると、首脳級で出席するのはロシアのプーチン大統領やフィリピンのドゥテルテ大統領、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問ら。このほか110カ国が閣僚級や政府当局者、専門家らの代表\団を派遣する。グテレス国連事務総長のほか、世界銀行や国際通貨基金のトップら61の国際機関からも代表\団が参加する』(時事4/18)

 米・ロのまったく無駄な旧態依然の構\図に基づく単なる「疲弊」と「消耗」の抗争が、どれほど根底から間違った思想に基づく抑圧国家を「助長」し、国内には留まることのできない膨張を「支える」結果となっているかを端的に示すものである。

 ふたつの報道は、ともに日本の主要メディアではないこと、なによりもG7云々などとまったく意味のない事柄を持ち出しその意義を低めようとする“趣“を持ちながらも、その「惹き寄せる」もしくは「無視できない」とでもいうべき「力」を見出さざるを得ないという「認識」を自然に顕にしていると云ってよい。

 旧来の国際関係なる「構\図」のままで利益を得ている者達は、「置いてけぼり」を喰らうだろう。
米国の中枢が、いつまでもそれに気づかないままで過ごす、とでもいうのか?

 そのなかで日本は、いま致し方なく現状の「追随」というべき枠組みの中にあっても、絶えず自身の自身による「構\想」がなくては、真に「守り」「発展」させることなどできない、という基本に立ち還るべきだ!!!

 いつまでも、左翼の共産中国拝跪と保守右翼の排外及びその言動と裏腹の米国依存症の実態の、その旧態の構\図のなかで、居眠り続ける心算か?!!

 いつも、いかなるときも、その判で押したような、決まり文句のオウム返しの、パブロフの犬でしかない、その「反射」でしかない、国際事案についてのコメントなるものをよくよくみてみよ、この国の総理の!!??!!
(20170418)