2015年9月13日日曜日

「戦後は終わった」?あるいは、日本海から東シナ海の光景

「戦後は終わった」?あるいは、日本海から東シナ海の光景・・・economist誌に、こんな記事があると、国内では著名な投資分析家のブログ記事から知らさせれた。その分析家によると、「エコノミスト誌の主張は ”How China rewrites the past to control the future”、中国は、過去の歴史を書き換えることによって、軍事的台頭と言う将来の野望を正当化しようとしている、というものである。エコノミストは中国習政権による過去の歴史の書き換えとして、?日本の侵略に対して戦ったのは蒋介石率いる国民党政府であるのに、その成果をあたかも毛沢東率いる共産党の手柄にしていること、?過去70年間一発の発砲もしなかった平和主義の日本を侵略性を持つ国と悪魔化している、の2点を挙げ、それが中国習政権の軍事的野望を正当化するものとなっている、としている」とのことだ。・・・念のため一平民も覗いてみると、海外の目から見た日本周辺の光景の「一つ」は、次のようなものだ・・・<<East Asia’s old war wounds have not yet healed. The Korean peninsula remains sundered, China and Taiwan are separate, and even Japan can be said to be split, for since 1945 America has used the southern island of Okinawa as its main military stronghold in the western Pacific. The Taiwan Strait and the border between North and South Korea continue to be potential flashpoints; whether they one day turn violent depends largely on China’s behaviour, for better or worse. It is naive to assume America will always be able to keep a lid on things.>>・・・台湾がもともと大陸まして共産中国とは別物である点の無理解を除けば、あまりに平民が普段から抱いていた見方と合致することに少なからず驚かされる、と同時に米国の姿勢についてもその冷静な捉え方に然もありなんと、習熟していない英文の誤解がなければの話だが、しばしその記事を眺めて、何という今の日本の政治や文化の中枢と思われる地位に就いている者の(マスメディアが報道する限り、での)言動の軽さ・甘さに、心が沈んでいく思いだ。・・・政治家は、向こう20年の近隣半島の状況想定図を示すべし、と提案したものだが、古い経済白書の謳い文句「戦後は終わった」とは言えない状況のなかで、ただただ構\想・戦略なき野合に取り組む者達、片や「酒タバコの18禁」解除問題などという年齢に関係なく害毒に過ぎない問題外の案件に力こぶを入れる者達、から何としてもかついち早く日本の将来を守らなければならないと思われる。心ざしある議員は、誤解を含むものの上記のような海外の目にも堪え得る状況分析と構\想を打ち出すことのできる「政党」活動に専心すべき役目を果たすべき。いまの自民党に自身のどんな分析と構\想があるのか?役所が造ってきた報告書を承認するだけなのか?如何か