2022年1月17日月曜日

官僚が本当に適切な財政政策(事業支援、雇用創出)ができるのか。汚職 がまた増えるのだけではないのか

初めまして、経済学素人ですが、
mmtについてケインズ理論からほんの少し勉強させていただきました。
そこで、2つ程mmtについて問題点が見えてきましたので、西田さんの見解を教えてい
ただきたいです。
まず1つ目は ハーヴェイロードの前提というものです。国が国債を発行してお金を集
めたところで、官僚が本当に適切な財政政策(事業支援、雇用創出)ができるのか。汚職
がまた増えるのだけではないのかという点です。

次に2つ目は インフレの正確な予想を行うことができないのではないかというもので
す。今現在、政府がいくらお金を発行すればどれぐらいインフレになるのかという正確
な予想は出来ないとありました。
さらに財政政策の場合、ある事業をスタートするのには多くの時間を要し、今現在の経
済状況とはタイムラグがあります。また、MMTではインフレになった場合増税によっ
て回収するとありますが、果たして簡単に増税できるのでしょうか。増税とは何年もの
スパンをかけて行ってきたものというイメージがありますので、やはり経済の状況と政
策にはタイムラグが生じ、インフレをしっかり抑えきれるのか疑問です。

このように、mmtというある種夢のような理論には素人が考えついただけでも、いくつ
かの穴がある気がします。西田さんの回答お待ちしております。