2017年8月30日水曜日

< 露わになっていく本当の姿 >

< 露わになっていく本当の姿 >
『・・・
菅義偉官房長官は12日の会見で「安全保障と経済は日米同盟の両輪」と指摘し、ライトハイザー氏との協議で協力関係を深めたい考えを強調した。米側は来年の中間選挙を見据え通商分野で明確な成果を出したいだけに、日本も中国のように「米国の矛先をかわすお土産」(通商筋)の用意を迫られる恐れがある。』( 産経 5/12「新通商代表\にライトハイザー氏 矛先が日本に向かう恐れも 中国牽制で米国との協調狙う思惑外れる」)
 しかしながら、・・・
「中国のように」お土産の用意、とはまったくの迷妄の表\現で、・・ついぞ昨日まで、トランプが中国をやっつけてくれると(少なくとも、そう云わんばかりの)「自分勝手」に糠喜びしていたのが、一転して「枯れ尾花」(共産中国その他核覇権国にとっては、“普通”の交渉相手国であること)だと判明して、むしろ却って「怖れ」を抱き始めたマスメディアと識者が、いかに物事を冷静に見詰めるごくフツウの推察力や判断力がないかをよく表\している記事である。

共産中国が、「お土産」なんぞ用意したことはないし、そんな必要がなく、そんなことをするわけがない!!!
それは自明の事であって、記事内容とはまったく逆に、・・・実際、お土産などではなく、自国の「実利」に米国を引き摺り込む第一歩を記しているのである!!

ちなみに、・・・5/11付けの、米中の100日計画のInitial Resultsと題するしかも“共同”の発表\文を観よ!・・・政治評論家屋山に看てとられる日本の右翼保守のその実態は「貧相と怯懦の空威張り」の評言「100日計画は困難・・米中会談は失敗だった」が、微塵も根拠なく事実収集と血道な分析も何もないものであることを、日本の識者なるものを嘲笑うように、「実証」している!
 「お土産」など微塵も脳裏になく、それどことろかまったく逆に、牛もガスも、共産中国は米国からその全量を買い取っても、なお足りないくらいであろう、・・その「実需」を以って米国経済を飲み込んでいくのである!!・・・共同で作業している「行動計画」を、米国現政権が中国に失敗させるわけがないのだ、自身の失敗に他ならないのであるから・・・!!!この「当たり前」が全く見えないのである!!

「通商筋」なる者はむろんのこと、その口を借りてはいるものの、マスメディアは、まったくもって、濁りきった曇った眼でしか世界を観ることができないのである!!
左翼だけでない、右翼保守の識者「風」の者達と同類である

自身の根拠のない単なる「感想」を「報道」と思い違えているという「点」では、朝日も産経も別段寸分の相違もないのだ!

共産中国は、米国に対して、微塵も負い目など無く、学者やなによりも経済界の連中を、既に取り込んで、米国・欧州仕様の国際機関をことごとく呑み込んでいく「構\想」を坦々と実行しているその過程にある!!!
 そのように看立てて、ではどうするか?出来る事があるのか?と問い、そして応える政策上の鍛錬をすべきである!!