MMTを知って以来、この考えに大きな希望を持ちました。今後はMMTを基礎とし た考えで日本の政治経済を回して欲しいと強く願っている者です。 そこで質問です。 MMTに希望を持っているものの、私の中に残るかすかな記憶に、バブル崩壊後 の宮沢内閣における財政出動にまつわる失敗が残っています。それについての 西田先生の見解を教えていただけますようお願い致します。 当時宮沢内閣は、92年から93年にかけて4度にわたり合計45.2兆円の建設国債 を発行し、有効需要の下支えを行ったのですが、結局デフレ不況は止めること はできませんでした。「建設会社だけが儲かっただけだったな」というのが当 時の自分の感想でした。 西田先生はこの失敗の原因は何だったとお考えでしょうか? 額が少なく中途半端だったということでしょうか?