2022年5月1日日曜日

暇 なってyoutubeで西田先生を見るようになった高校生です。

最近休校期間で部活など何なくなって、暇になったというのはおかしいものですが、暇
なってyoutubeで西田先生を見るようになった高校生です。
西田先生がMMT理論を解説していらっしゃることや公約などをみていて、疑問に思っ
たというより、引っかかったのですが、MMT理論は、大層素晴らしいものとして挙げ
られていますが、大して素晴らしいものとは納得ができません。納得できない過程で生
まれた疑問としては2つあります。
一つ目は、かなり人口に膾炙されたものでありますが、MMT理論は、国債を日本人か
ら借り入れていればよいということを前提としていることです。この前提は、現在のグ
ローバルな世界においては、すべてにわたって成り立つものではないと思います。この
疑問については、西田先生はどのように解決したのか教えてほしいです。
2つ目は、全体を自分なりに総括して疑問に思ったことですが、MMT理論は行き過ぎ
た緊縮財政に対しての理論であり、究極的にはバランスが大切であると思います。
つまり、西田先生風にいうなら、MMT理論は、緊縮に行き過ぎた財務省への薬である
と自分は思えます。そのため、MMT理論は、国債を乱発していいと主張するものでは
なく、緊縮財政で国債を発行しなさすぎる姿勢を批判して、国債の発行へのハードルを
適切に下げるものであると思います。ここで、一つ目の質問に関連するのですが、この
「適切」が、外国に頼らなくても国民が国債の借り手になりうるほどや、MMT理論で
いうならインフレ率が2-3%以内という基準になっているのだと思います。
あまり、2つ目の質問を的確にいうことはできていませんが、端的にいうなら、MMT
理論も、プライマリーバランス理論も、結局はバランスを要求していています。その上
で、プライマリーバランス理論は財政均衡というわかりやすいものをバランスにおき、
MMT理論はインフレ率という人間には操作しきれない総合的なものなどに頼っていま
す。端的にいうと言うとしつつも、全く端的でないことに自分の国語の能力に絶望感を
覚えるほどですが、要は、「適切」の基準を、MMT理論は、プライマリーバランス理
論に比べて、上げようとしている雰囲気は伝わります。しかし、そのバランスはどれか
がよくわかりません。このバランスを教えていただきたいです。
最後に、MMT理論が素晴らしいものとはあまり思えない理由を、自分の能力の不足に
より、質問に含むことが出来なかったので、書きます。MMT理論は、財政出動を促す
ものとして理解できます。そのために、国債を適切に推し進めていることもわかりま
す。しかし、その「適切」というものが、人間が明確に操作できるものではないので、
素晴らしいとは思えません。もちろん、西田先生がおっしゃったようにMMT理論は現
代の貨幣のそのものを説明しているのであると言ってしまえば、上記に挙げたことは解
決すると思います。しかし、それでは、どのようにこの考え方を生かせばいいかわから
ないのです。この「適切」が明確なら、頭使わずにバカの一つ覚えで、その「適切」
(プライマリーバランス理論でいうなら、財政均衡)を守ればいいので、理論として非
常に役に立ちます。しかし、MMTは、そのバカの一つ覚えを破壊して、自分の頭で適
切を考えろと言われているだけで、ではどうすればというのに明確に答えられていませ
ん(答えたとしても、ハイパーインフレにならないまでという、現在の人類の知見では
非常に守るのが難しい基準です。)自分の頭が足りないだけかもしれませんが、頭にモ
ヤが残るのです。
終始文面がMMT理論の批判になってしまいましたが、自分は日本は大きな政府に進む
べきだと思っていますし、この理論が現実に成り立つとわかれば、福祉国家を推進する
大きな力になると思っています。そのため、MMT理論が正しければいいのにと思って
います。しかし、やはり、いくらでも国債発行していいよと言われて信じられるもので
もないし、じゃあどこまでならいいのと聞くとだんまりなMMTくんを信じることがで
きません。2つ目の質問の繰り返しになりますが、どうか、MMTくんを信用するため
に、明確な基準を示してほしいです。よろしくお願いします。
また、西田先生は、非常に筋が通った方で素晴らしいと思っています。自分の文章力が
足りないことで、長文になりましたが、どうか読んでいただけると幸いです。