2022年1月17日月曜日

党内で力を持てていないのはやはり、政党交付金制度が原因ではないで しょうか。

私は、今の自民党は無茶苦茶だと思っていますが、西田昌司先生や安藤裕先生など、国民
のことを考える政治家がいるのはまだ救いであると思っています。しかしながら、そんな
先生方もイマイチ党内で力を持てていないのはやはり、政党交付金制度が原因ではないで
しょうか。

政党交付金制度は、本来国会議員に入るべき歳費が党に入って、それを執行部が再配分す
るという形であるため、執行部の意向に逆らえば、議員は次の選挙を自己資金のみで戦わ
なければならなくなります。

また、党が配分するという形を採用することによって議員に配られる歳費が実質的に目減
りしてしまい、充分な数の政策秘書が雇えず、議員個人がまともな立法能力を持てていな
いという話も聞いたことがあります。結果、実質的な立法能力を行政が握ってしまい、政
治家が官僚に勝ちにくい構造が生まれてしまっていることも、良識ある議員が発言力を持
てない要因の一つではないでしょうか(本来、三権分立の観点からすれば、「閣法」とい
う言葉はあってはいけないものだと思います)。

私は、西田先生や安藤先生は良識のある議員だと思っていますが、youtube等での発言を聞
くと、どこか自己保身的に見えてしまうところがあります。しかし、それは先生方がそう
いう議員だと言うよりも、政党交付金制度というシステムがそうさせてしまっているので
はないかと思いますが、先生はこの制度についてどうお考えでしょうか?